2014年7月29日火曜日

(ツイッター落穂拾い三つ)ホビット三作目ポスター・予告編+コミコン

ツイッターでホビット三作目のポスターなどが流れて来ました♪素敵なので公式さんのツイート貼らせて頂きます。


ビルボが凛々しくて…そしてどこか不吉な感じもあるポーズ。一作目で出たアップのビジュアルも男らしい感じで素敵でしたが、さらに物語を感じますね…。

原作は映画二作目分の少し先まで読んでガマンしてるんですけど、 予告編は…切なくなりました。知ったのがアンディ・サーキスのツイート(ホビット公式さんがRTしていた)だったので、そちらごと貼っておきます❤(アンディといえば、猿の惑星のシーザーもやってますよね。昔のロディ・マクドウォール版シリーズでは「シーザー」ってコーネリアス(一作目のメイン猿)の息子の名前で、両方「中の人」はマクドウォールなのに、シーザーのほうがかっこよかったんですよね…。(笑) 同じ名前だけど、新版はオリジナルの前日談ですね。一作目はDVDで見たんですが、んー、続編も気になりますー♪)

今年のコミコンはマーティンやサー・イアンはいなかったようですが、ベネさんも参加してて楽しそうでした。あまりチェックできなかったものの、写真もいろいろ流れてきて眼福でございました。ほんとにネットありがたいなーと思います♪こちらもホビット公式さんのツイートをひとつだけ、記念に貼らせてイタダキマスー❤


2014年7月26日土曜日

『素敵な相棒~フランクじいさんとロボットヘルパー~』(2012)/今だから感じるリアリティ

昼がわりとパツパツな日がつづいてるもので、夜はレンタルで映画見まくっております。そんな中の一本です。この作品はまったく知らなかったし、偶然見つけて借りたのはキャストのせいで(フランク・ランジェラジェームズ・マースデン『スーパーマンリターンズ』編集長とリチャード・ホワイトですよっ!!❤)、中身には正直期待もしなかったんですが、「い、意外といいよ!?」な作品だったので、感想など書きます。

舞台は近未来。物忘れがひどくなってきた元泥棒の老人フランク(森のなかで一人暮らしをしている)に、息子が介護ロボットヘルパー(あからさまにアシモ似)を贈ります。最初は「寝てる間に殺される」と毛嫌いしていた(というか、自分に「介護」が必要だなどと認めたくない気持ち半分)このじいさんが、やがてこのロボットを気に入ってしまい、「彼」を相棒に久しぶりに「ひと仕事」することに…

…てことで、正直お話はユルイと言えばユルイ。(笑) 80~90年代くらいに、こういう話は「ゆるいSF」として作れてたと思う。(自分好みです(笑))でも、今(公開は2012年ですが)作られたからこそ感じるリアリティがあるんですね。



あと、ここが一番新鮮なアイデアだと思うんですけど…このロボット、泥棒の片棒かつげるくらいで、法律に関する設定はオプションなんです。(途中で「州法と連邦法をプログラムしますか?」という台詞が出てくる(笑))

…もちろんこれが人間に対する傷害を含む犯罪だったらロボット三原則が働くと思うんですけど、うまいなーと思ったのは、フランクが夜に錠前を開けて入るタイプの泥棒だということ。人は傷つけない。だからわりとすんなり見られるんですね。そしてこれが案外「ご都合」どまりではない。記憶障害が出ている人を介護するロボットが、杓子定規なこと言ってたら勤まらないですよね。だから、このコが言ってることはあくまで話し相手として機能するため、という可能性もあります。でもまあ、他の部分を見るとそこまで深読みする必要もないかな、という気もしますが。(笑)

フランクの物忘れの進行とか、わりとシリアスな要素もあり、高齢者ロマンスの部分もあり、それもちゃんと着地してたりでなかなかでした。ロボットに法律違反を許すという、普通のロボットものだったらかなりデリケートな問題が、「ジス・イズ・問題提起!」てな形でなく、どこまでも目線が暖かいところも好感が持てました。(こだわってないとも言えるけど(笑))

さて、借りた理由だったフランク・ランジェラジェームズ・マースデンですが… 今回は親子の関係。ランジェラは役名も同じでフランクフランク言われてますね。(笑) マースデンさんはハンサムすぎるのがアダなのか、いつも髪型がひどい役が多いなーと思うんですが(笑)、今回もまあ…。うん。(^^;)でもやっぱハンサムですよ❤(ちょうどついこないだ、『スモール・アパートメント』っていう作品を偶然借りてそちらにも出ていたんですけど、そちらは髪をキチンとセットしてないので若く見えました。(笑)これも案外いい作品でした♪)

ほかに、フランクの相手役にスーザン・サランドン(すげえセクシーな図書館司書だなあ…!(笑))娘役がリヴ・タイラー(ちょっと懐かしい!)。刑事役で、名前は覚えてないんですが、『エアフォースワン・ダウン』で主役やってた人(ごめんなさいこんなんで(^^;))とかも出てました。最後のクレジットでピーター・サースガードの名前があって、「えっ、どこに出てた…?」と思ったら、ロボットの声でした。この人はどーも悪役のイメージなんですけど(^^;)、今回はかわいい。すごくいいんです、この声!ちょっと『2001年宇宙の旅』のHALを思い出します。でももっとかわいい。とにかくこのロボットがかわいい!

一人暮らしの老人の家で健康管理をするロボットなので、掃除も料理も浣腸もします。(いや、浣腸は台詞だけ。フランク・ランジェラの浣腸姿は拝めません。念のため(笑))お料理は野菜中心の健康食なんですが、この料理の盛り付けがめちゃくちゃかわいい…惚れます、ここで惚れます!(笑)

ルックスは、繰り返すようですがあからさまにアシモっぽいんですけど(笑)、あの声と、料理と、あと(中に人入ってるんでしょ」という感じの)しぐさもかわいくて。…ところがこのコに名前がないのがまたいいですね。(途中フランクは憎まれ口で「宇宙服小僧」(little astronaut bastard)とか言いいますが(笑)、名前は最後までつけない)うん。完全にゆるくはないんですよ。リブ・タイラー演じる娘が海外援助にはまってるのも、なんとなく皮肉が利いてたり。コメデイの部分が多いけど、ラストは切ない。

…枝葉の部分でいろいろほったらかしの部分はある脚本ですけど(図書館デジタル化事業であんなに稼げるはずがなさそーな胡散臭い若夫婦とか…)、サンダンス映画祭で受賞した作品だそうです。サンダンスってインディーズ映画ですよね?画面は確かに低予算ぽいけど、この豪華なキャストを見て自分の脳内で「インディーズ」の定義が揺らいでます(笑)。

ラストクレジットのところで、実際の二足歩行ロボットの開発史みたいな映像が使われてて、「ロボットと人間の関わり方」がすでに自分たちの問題になってるよなあ…と思いました。フランクがまだロボットを受け入れてないときに、ロボットと言い合ってる自分に気づいて「なんてこった、家電に話しかけてる」という台詞があるんですが、ルンバだってロボットだと考えたら、たしかにすでに家電並みになってるかも。…そういえばつい最近、孫正義さんとこがマジでロボット売り出しましたしね。

ソフトバンクのロボットPepperのページ

そんなこんなで監督の音声解説とかあったら聴いてみたかったんですけど、ありませんでした。残念。セル版にあったら買っちゃうんだけどなあ…(無いみたい(^^;))とにかく拾い物でしたっ!❤

2014年7月10日木曜日

『ジェーン・エア』(2011) /ストリングスの切ない響きと、絵画のような空気感


有名小説のいくつかある映画化のうち、最近のミア・ワシコウスカマイケル・ファスベンダーのバージョンを鑑賞。不幸な孤児のジェーン・エアが、成長して住み込み家庭教師になった家で雇い主と恋仲になり…というあらすじだけ書くと「その時代のロマンス小説」の一言で片づけられてしまいます。(笑)ですが、なるほど読みつがれているのもわかるなあ…と思える「映画化」作品でした。



…じつはブロンテ姉妹ものは、なんとなく「自分向けではない」と思っているジャンル(?)の一つ(^^;)なんですが、今回のはすごく入り込めました。感情移入とは少し違うんですが。まずは
音楽がすばらしくて。この音楽の情感の魅力が、自分にとっては作品の半分を担っていた気がします。残念ながらトレイラーには使われてないようなんですが、ストリングスの、切なく美しいけどきりきりとするような、ジェーンの精神を表現してるような旋律がすばらしかった。この「特定の精神状態を表現する」ことにフォーカスして、それを拡大する…という表現手法は、古典芸術の風合いに近い気がします。

映像がまた絵画のようで。ミア・ワシコウスカ容姿(魅力的なのに素朴で、たしかに「美女」というタイプではないけど「妖精」と言われるのがぴったりな、不思議な容姿)と、特に室内シーンでの画面の色合いやライティングが、古い油絵のようでため息が出ました。この「絵」のなかで演じられるジェーンの姿が、音楽が表現する「精神」によって立体として浮かび上がる、という印象でした。ここも古典の手触りですね。

男優さんは、相手役がマイケル・ファスベンダーレンタルした理由の半分はもちろんこの方。(笑)原作を未読なので、ほとんどネタバレといっていい予告編(^^;)を見たときは、「もっとけしからんキャラクター」なのかと思ってました(笑)。ああいうなりゆきになるとは。…結末含めて、あまりに「女子にとって都合がよい夢物語」ではあるのですが。(終盤のエドワードが「ああいう状態」であることが、逆説的に、どれだけ「都合がいい」ことか!(^^;))

でも、その「都合がよすぎる」部分が浮かずに、「古典芸術のように」受け入れられるのは、やはり「音楽と“絵”」の素晴らしさと、主演のワシコウスカとファスベンダーのシリアスな説得力のおかげ…かもしれない。ストーリーにまとわりつく「絵空事感」より、「表現としてのすばらしさ」に目がいってしまうんです。とくにワシコウスカはすばらしかった!舞台劇的な「すばらしさ」ではなく、台詞はつぶやくような言い方ですごくリアル。「演じられてる」と意識しようとしてもできないくらいです。ほかのキャラクターはすべて、「役者さんが演じているんだ」と思い出せばそう見えるのですが、ジェーンはジェーンそのものに見えます。彼女の他の作品をあまり見ていないのもあるかもしれませんが、ほんとにこの方すごいと思いました!このキャスティングをした時点で八割くらい成功してるのでは。

ほかにジュディ・デンチも出ていて、脇を引き締めていました。(さらに脇ですが、幼少期に出てくるいじわるな校長先生は、『裏切りのサーカス』でレイコン次官をやってた方ですね♪この方けっこう好きだったので見られて嬉しかった♪)

そして、館を逃げ出したジェーンを救う牧師役がジェイミー・ベル!大好きなんですが、出ていると意識してなかったので嬉しい驚きでした!少し前に、ワシコウスカとカップルを演じた『ディファイアンス』を見たばかりだったので、「また彼女とくっつくの…!?」と一瞬思いました。(笑)(『ディファイアンス』は感想を書き損ねましたが、二次大戦時、森に隠れながらナチスに反抗したユダヤ人の集団と、それを統率した人の話。主演はダニエル・クレイグでジェイミーくんは弟役です)

この牧師は終盤、「インドに宣教師として赴任するので結婚して同行してほしい」、とジェーンに申し込むのですが…。原作のレビューを読んだら、このプロポーズがどういう本心なのか、というのが考察されていて興味深かったです。今回の映画では、「ジェーンに惚れている」のが先にあって、神に与えられた役割うんぬんは結婚を正当化する盾にしている、という感じが匂う演じられ方でした。あからさまではないんですけど。

でもこの結婚申し込みも、考えてみると「ラストをああいうふうに持っていく」ための仕掛けになってるんですよね。これでもし彼が、ジェーンが望んだように「兄妹として」インドにいってほしい、と言うような人だったら…ある意味女子の夢のキャラクターだと思うんですが。(女子の理想は恋愛相手ばかりとは限らない(笑))ここで彼がこういうことを言ってくれるから、そのあとがあるんですね。原作通りなのかどうか知りませんが、ここも都合がいいといえば都合がいい。(笑)

…この牧師はここまでずっと紳士的だったんですけど、どこかで豹変するんじゃないか、という風情があったんですよね…。だから終盤の声を荒げるあたり抑えていた本性が出たという感じでした。ジェイミーくんもうまいですね。大好きですほんとに♪この牧師は脇役なので、これまでどういう生活をしていたのかは、「一年前の自分は惨めだった」という台詞しか想像するよすががないのですが…原作では書かれているんでしょうか。メインストーリーと違うところに目がいってしまいましたが、原作も読んでみたくなりました。