2015年5月22日金曜日

腐女子目線の「絶食系男子」と「セロトニン」の話

ただ今、BL系小説のkindle化作業をしてるんですが(先日の鑑識さんベースの。えらく間口の狭い作りですけど、いちおうオリジナルなのでやりますー(笑))、あとがきで入れようと思ったイメージソースやら影響受けた情報やらがかさばってしまって、「どっちがメインだよ」という感じになっちゃったので(^^;)、そちらに入れるのは一部にして、ブログで吐き出そうと思います。(いろいろ目からウロコが落ちたので、記録しておきたくて!)

絶食系男子


で、まずは「絶食系男子」から。最初にこの言葉を見た記事では「草食系」の進化系という紹介で、二つの文脈がありました。

・経済的な事情などで女性とのつきあいから遠ざかる
・性的な事柄自体に嫌悪感を感じる

今検索してみるともっと応用(?)されてるみたいで、「ロールキャベツ」なんて言葉もありますね。(中身は肉食って意味?(笑))「添い寝友」はOKだけどそれ以上は面倒、なんてのも見かけました。

もちろん、ほぼすべてがヘテロのケースを暗黙の了解としていて、恋愛に興味がない男性、というくくりです。(少し前に見かけられた「非モテ系」とはちょっと違う感じ。…ちなみに女性の非モテにあたる言葉ってなんだろうなーと以前考えて、「非コビ系」という造語を思いつきました。まあ使う機会はないですけど(笑))

…なので、「絶食系男子を攻略するには」とか、「絶食系を装っているケースを見破る」とか、そういう切り口の記事がわりと目立つんですが…自分は腐女子なのでそのへんは興味なくて(笑)、逆に「絶食系男子」という言葉に妙な色気を感じたわけです。琴線に触れるというか、創作意欲が湧くというか。

新世代ゲイとデミセクシュアルの「セロトニン」欲求


…で、当然BL仕立てにする前提なので無理があるかな……と思ったところ、そうでもないんですねこれが。リアルのゲイの方にもあてはまると知ったのは、この二冊を読んでからでした。

LGBTってなんだろう?--からだの性・こころの性・好きになる性

オトコのカラダはキモチいい (ダ・ヴィンチBOOKS)

LGBTのほうは、以前アセクシュアルについて目からウロコが落ちた話でもご紹介したんですけど、その本に収録されてる実際のゲイの学生さんの声のなかにすごく印象に残ったものがありました。地方から東京に出たゲイの方で、LGBTの友達や仲間がほしくてアプリで探したのに、会うとどうしても肉体関係の流れになってしまい、仕方なく好きじゃない人ともやったり…という繰り返しでむなしくなったというようなお話でした。これは失礼ながら意外で…ヘテロで考えたら当たり前なのに、ゲイの人はたぶん「やりたい」が一番目にくるんだろうな、くらいに思ってましたから。それまで接していた情報が偏っていたんですね…。

もう一方はツイッターのタイムラインで知った本(鍵アカさんなのでRTとかできなかったんですけど、ありがとうございました!)で、内容的に18禁だと思いますが、腐女子である研究者さんと編集者さん、それにアダルトビデオ監督さんの対談をベースに、SMの女王様をやってる方とか、リアルにゲイの方とかをゲストに招いて話を聞いている、ちょいバイアスはありますがディープな内容。とくに男性の解剖学的な説明など、より良いBL(?)をめざす創作者さんには参考になるかと思われます。

で、ゲイの方をまじえた対談のなかにこんな会話があったんです。

堀川(ゲイの方)
「あ、でもそういえば、ゲイの若い子の中にも「アナルセックスは面倒くさいし、『射精しなきゃ』と思うと作業っぽくなっちゃうから、添い寝とかハグだけでいい」というタイプがいますね。僕は信じられないけど(笑)」

岡田(腐女子さん)
「私、直接的なセックス描写がない、気持ちの交歓だけで十分「やおい」として成立している同人誌とか大好きなので、そんな話を聞くとうっとりしますね……。でも堀川さんは、BLにも3Pで混ざりたいくらいですもんね(笑)」

二村(アダルトビデオ監督さん)
「添い寝とかハグは、セロトニンが出る系でしょう。特に男性は、勃起や射精にとらわれないセックスや快感も知ったほうが、幸せになれると思う」
(前掲書・第三章 新宿二丁目で考える――タチはどこ消えた? より)


…これ、前述の「絶食系」の一部と通じる価値観じゃないでしょうか。(「セロトニンが出る系」っていうのは、コーフン系じゃなくて安心する系の気持ちよさ…ということです)「セロトニン」ってキーワードだと思います。ガマンしてるんじゃなくて、それを求めるって感覚……「それでいい」じゃなくて「それがいい」。逆に言うと、セロトニンが出る系の、安心感を得るタイプの経験をする機会が欠乏している証拠なのかも……なんて思ったりして。

前に書いたアセクシュアル系の細かい分類のなかに「デミセクシュアル」っていうのがあるんですけど、これは

どのジェンダーの人に対しても性的に魅力を感じないが、情緒的に結びつきを持った相手に対してのみ性的に魅力を感じ、性的な欲望を持つ人。結びつきはたいてい恋愛だが、強い友情の場合もある。
(こちらの用語集より http://www.akanekodou.mydns.jp/~gid/glossary.html  )

ということだそうです。これって「セロトニン」ベースがないとそもそも欲望が起こらない、というケースも含まれるんじゃないでしょうか? なんか同じことが別の文脈で語られてる気もします。先ほどの、肉体関係じゃなくて友達や仲間がほしい、というお話もちょっとつながってくるような。

ここから先は個人的な印象ですが……昔ながらの「男らしさ」のイメージには、「セロトニン系の感覚」なんてほしいとも思わない、というのが暗黙のうちに含まれている気がするんです。ガツガツ、イケイケ、24時間戦えます、みたいな。そんなわけはないと思うんですけど、社会的な要請として。だからそれ(セロトニン系)への欲求を表に出すのは「新世代」と言えると思いますが、今までそれを表に出せなかった、ゆえにそれを表す言葉がなかった……というだけかもしれないですね。

『人生はビギナーズ』


唐突ですがここでもう一つ、思い出したものを。大好きなクリストファー・プラマー様が、『人生はビギナーズ』っていう映画でやった役なんですが…。高齢になって妻に先立たれ、自分も余命宣告をされてから「カミングアウト」するお父さん、という役でした。すでにいい大人の息子(ユアン・マクレガー)がそれにショックを受けたりしながら視野を広げていく、みたいな話だったんですが……たしかプラマー様が(名前で書くと変だ)恋人募集広告に書いてたなかに、「やさしく愛し合うのが好み」というのがあって。

高齢ということを差し引いても、なんだか印象的でした。思えばこれもコーフン系じゃなくて「セロトニン系」を求めてるということでは。映画ではほんとにやさしい、年下の恋人ができたりするんですが……「この恋人は金目当てではないのか」と勘ぐってしまう自分がケガレタ人間に思えました。(^^;)まあそれはさておき、そういう関係は先ほどの対談の腐女子さんも語っていたとおり、腐女子にはなじみのあるものなんですよね。ただ個人的には、それは女子がファンタシーとして思い描く範疇でしかない、と思っていました。それがじつは現実にもあるんだと思うと、JUNE系の創作にもバックボーンが増えて「自由に」なるなあ、という気がします。

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うーん、やっぱり長くなってしまった。でも「セロトニン」というキーワードはここまでダラダラ書いてみるまで気がつきませんでした。書いてよかった…収穫です。作品コピーの材料にしよう。(笑)

…でもまだ書き足りないことがいろいろあるんですよね…。次は「歴史ライター」という設定をするうえで見つけたものなど書いてみようと思います☆


2015年5月20日水曜日

最近読んだ本・雑誌から(懐かしの教養文庫『世界の歴史』/『ナショナルジオグラフィック』イルカ特集♪)

気楽に本、雑誌の感想など書きます♪

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世界の歴史 12 現代教養文庫  二十世紀の世界

昨年の一次大戦百周年がらみから、なんとなく近代史マイブームが続いてます。その流れで手に取った一冊。(これは持ってないので図書館読み)今は亡き社会思想社さんの教養文庫のシリーズです♪ まえがきにこんなことが書いてあります。

「誰でも読みたくなり、さらに読みすすめたくなるような、楽しい歴史の本をつくる――それが私たちの夢であった。この夢に、すこしでも近づこうと努力した成果が、ここにおくる世界史のシリーズである。
この世界史は十二巻をもって構成されているが、どの一巻も、それ自身で独立している。各巻は、いくつかの章から成っているが、どの章も、それ自身で完結した物語となっている。したがって読者は、どの巻の、どの章から読み始めてもよい。……」

今の目で読むとちょい「上から目線」とも思える(?)文章ですが、刊行は1975年。じつはそれ自体が再刊行で、その前に集英社から出ていたものだそうです。似たアプローチの文庫の歴史シリーズはいろいろありますが、現在の自分が60~70年代ブームなので、このシリーズの記述の「時代感」も魅力になってるものと思われます❤(笑)

人物の逸話から入っていったり、とにかく読みやすい!二十世紀なので一次、二次大戦ももちろん入ってるし、元植民地の独立とかがかなりの分量です。アジア史に暗かったので、「そうだったのか」ということがたくさん。そして「今ならこういう書き方はしにくいだろうなあ」と思える直裁的な表現もあり…だからこそわかりやすかったりするんですが。日本のしたこととか、西欧の植民地だったアジアの国々が独立する過程とか。逆に今のご時勢が「こういうことを言いにくい」世の中になってるのがあぶり出されるように感じられて、少し怖くもあります。本にはその時代の精神が自然に盛り込まれるので、特に歴史への見方なんかは、いろんな時代に書かれたものを読み合わせると多角的な見方ができるかも。

…教養文庫は、名前は硬いですが硬軟取り混ぜていろいろ出しておられた文庫で、意識せずにけっこう買っていました。今も古本で見かけると思わず手が伸びてしまいます。(笑)

今すぐ出る所にあった「教養文庫」ものからパシャリ。懐かしい方もおられるのでは♪



企画ものというか、写真入りのちょっとしたムックみたいなものが文庫になってる、というのもあって、お得感もありました。(今すぐ出てこないんですが、『ドラキュラ学入門』、情報量が多くて面白かったです。いまだにドラキュラのこと書くとき参照してます♪)

やはりファンが多かったようで、今でもホームページが残っています。ごあいさつを読むと、なくなったのは2003年なんですね。「データベースを残して」というキモチ、わかります…再版してほしいのがたくさんありますね。

社会思想社ホームページ


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ショナル ジオグラフィック』 (日本版 2015年 5月号)

こちらは特集のイルカに惹かれて(笑)。現代のイルカの言語・コミュニケーションの研究、すごく面白い記事でした。(もちろん写真も!)『イルカの日』っていう、ジョージ・C・スコット主演のイルカ研究者の映画があったんですが、それのモデルになったのかな?と思われる、ジョン・リリーという研究者の話もちらっと触れられてます。(LSDを使った実験とかしていて、正統派アカデミックの世界からちょい外れちゃった人らしいんですが、こういう方はすごくそそられます!(^^;)以前ネタにしようと調べたことがありました…いつかできたらいいんですが☆)

偶然で興味深かったのが、イルカが自分や他のイルカを個体として認識する「名前」にあたる、「シグネチャー・ホイッスル」っている音を出すらしくて、これがつい最近読んだテッド・チャンさんの"The Great Silence"に出てきた、オウム/インコの「コンタクト・コール」というのとそっくり同じ機能だったということです。オウム/インコは他の個体の「気を引こうと」するときに、その個体の名前=コンタクト・コールをまねるらしいんですが、イルカのシグネチャー・ホイッスルもそうらしいんです!面白いですねー…。

そうなると、本文に「個体を識別する名前をもつ動物はヒトとイルカしか知られていない」と書かれてるのを見て「あれっ、インコは…?」なんて思っちゃうわけですが。(この「動物」は「哺乳類」って意味かしら?)とにかくネタになりそうな(おい)面白い記事でした♪



おまけリンク・Wikipedia ジョン・C・.リリー
(おおっ、『イルカの日』じゃなくて『アルタード・ステーツ』のモデルだったんですね…!)

テッド・チャンさんの"The Great Silence"については母艦サイトのチャンさんコーナーで詳しくご紹介してます。よかったらどうぞ。
テッド・チャン情報メモ: The Great Silence
【2015/5/21追記・当初リンクが間違っていたようです。修正しました。失礼しました!】



2015年5月14日木曜日

【ご報告】英語kindle版・宇宙探偵ホォムズ二冊目に初めてのレビュー(五つ星❤)をいただきました。

I had got a 5-star review for Space Detective Holmes 2: Ice Cream and Watson
on last December! Thank you so much!

英語kindle版・宇宙探偵ホォムズ2に五つ星レビューをいただいておりました!(昨年12月にいただいておりました。(^^;)見に行かないと気づけないんですよね)ありがとうございました!レビューはこんな文面です。(一冊目も買ってくださった方ですね。ほんとにありがとうございます!)

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☆☆☆☆☆ SO cute!
By Elizabeth F on December 9, 2014 Format: Kindle Edition Verified Purchase

This series is one of my favorite things ever! Such a sweet Sherlock and Watson, I love reading about them. :) If you're a fan of Sherlock Holmes and love cute things, totally give this series a try!


☆☆☆☆☆ とってもキュート!
投稿者 Elizabeth F - (Amazon.com) 2014/12/10 形式:Kindle版|Amazonで購入

このシリーズは今まで読んだ中で一番好きなものの一つです!とっても可愛らしいシャーロックとワトスンで、彼らを読むのが大好きです。もしあなたがシャーロック・ホームズのファンで可愛いものが好きだったら、ぜひこのシリーズを試してみてください!

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宣伝方法もないので、偶然見つけていただくのを待つしかなく、一冊目はレビューがつくまでにきっかり一年かかりました。(^^;)今回は約半年だったので早い方ですね。(笑)ほんとに嬉しいです!

日本語版も二冊目を出したいのですが、大きな画面で見られるKindle for PCがようやく日本語ストアにも対応してくれたので、もうコマ分けする必要はないかな……などとも思うのですが。(そうすると作業が九割は減るので早めに出せます☆)試しに作ってみて様子を見てみようと思います。

ストアのオープン時期の関係で英語版が先行した宇宙探偵シリーズですが、前身のチョロQワトスンともども、今後ともよろしくお願いします!

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Space Detective Holmes series (English version)



US UK DE FR ES IT NL JP BR CA MX AU IN
 


US UK DE FR ES IT NL JP BR CA MX AU IN



日本語版宇宙探偵ホォムズ+チョロQワトスン



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2015年5月9日土曜日

【御礼とご報告】Amazon分・紙版『追憶のシャーロック・ホームズ』完売

密林社様経由でAmazonに入れていただいていた紙版『追憶のシャーロック・ホームズ』が、GW中に完売となりました。(あとはサークル直販用がほんの少し手元にあるのみです)ご購入くださった皆様、ありがとうございました!

リクエストをいただいて踏み切ったオフセットでの再版でしたが、結果的にとても幅広い方に読んでいただく機会になり、感謝でいっぱいです。同人イベントだけで売っていたら無かったご縁で、たくさんの方に読んでいただけました。レビューで身に余るご評価をいただけたことも、とても励みになっています。

kindle版は引き続き販売いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




毎度のお知らせですが、kindle版は無料アプリでもお読みいただけます。(PC、スマホなどに対応)商品ページにご案内がありますので、もし未読でお気が向かれた方がいらっしゃいましたら、無料サンプルからお試しくださいませ。

また、kindleをお持ちでAmazonプライム会員の方は、Kindleオーナー ライブラリーから無料でお読みいただけます。そちらもぜひご利用ください。(この小説以外も、うちで出しているすべてのkindle本は同じライブラリーから無料でお読みいただけます)


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…繰り返しになりますが、商品ページに明記している「同人誌」は「ISBNのない自費出版」の意です。ホームズの原作は著作権が切れていますので、この作品は「版権もの」ではありません。念のため、重ねて強調しておきますね。(公平に見て一般書籍より割高ですから、部数が少ないために単価が上がる旨は書いておいたほうが、という判断でした)

追憶ホームズは大げさでなく一生売るつもりですし、できれば今後も紙で販売できるチャンネルを残したいところなんですが、ちょっと今まとまった予算が立てられない状況なので…ある程度まとまった部数でないと持ち出しになっちゃうんですよね。万年金欠病の身ですから(^^;)予算を貯めませんと。(もしかして憧れの田中一村生活?なのか?)実用に耐えるようなオンデマンドサービスが日本語ストアに対応してくれたら…なんて思うのですが。なにかいい解決法はないですかねえ…。まあ気長に状況を見ていこうと思います。

もう一つ、書きかけのホームズ小説が相変わらず停滞しているのですが、ほかの作品をやってるときに迷っていた部分の解決法に気づいたり、ゆっくり熟成しています。たぶん無意識に、頭の隅でとろ火にかけているのだと思います。今年はもっとオリジナルも書きたいので……あせらずに、自分に納得のいくように形にしたいです。

2015年5月6日水曜日

The Game ライターさんのQ&Aとアリスさん推しコメント

祝!The Game日本初放映!(今回は一話だけだけど☆ AXNミステリー:The Game)ということで、先日ツイッターでBBC AMERICAがやっていた、The Gameの制作総指揮・脚本のトビー・ウィットハウスさんのQ&Aから、いくつか拙訳つきで記録させていただきます。ドクター・フービーイング・ヒューマンも書いておられる方で、そちらの質問がほとんどだったようです。(牛乃はスパコミの追い込みでリアルタイムには知らず(泣)、半日くらい経ってから検索で知ってタグをさかのぼりました☆)

(『ビーイング・ヒューマン』『The Game』そして『ドクター・フー』の脚本家トビー・ウィットハウスがあなたの質問待ってます!#AskBBCAmerica をつけて今すぐツイートしてね!」)



The Gameに関するやりとりは見たところこれ一つだけでした。創作論としても興味深いです。

(質問「The Gameの執筆へのアプローチは、以前のビーイング・ヒューマンやドクター・フーとなにか違いがありましたか?」)


(回答「いや、僕のアプローチはいつもまったく同じ――キャラクターから始めて、彼らからどんなストーリーが出てくるかを見るんだ」)


あと、こちらはなんか字書きさんの言葉として記録しておきたかったので。


(質問「脚本を書き始めるとき、なにか準備のために必ずすることとか、書くとき手近に置いておくものはありますか?」)

(回答「きちんと片付いたオフィスで書くのが好き。それと、できる限り無音に近い環境で」)

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そしてこちらは別の脚本家さん。女性の方で、6本のうち2本(3話と5話)の脚本を担当してらっしゃいます。ツイッターで「The Game」+「Jonathan Aris」で検索して拾ったもの。10個くらいしかなかったんで、この2013年のも楽に出てきました…(^^;)。(大いに共感!おっしゃるとおりです…!)

(「シャーロック・ファンの皆様ご注目。The Gameのジョナサン・アリスは可愛いわよ。
覚悟してね。まるでアンダーソンとは正反対よ」)


先週の木曜日にイギリスでの放映が始まったらしく、さっき見たらつぶやきも少し増えてました。

アリスさんについてはほかにもいろいろ拾ったのですが、また改めて!

2015年5月4日月曜日

スパコミ終了/架空キャラ設定とリアルの偶然の一致話

スパコミ終了


昨日はSuper Comic Cityに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!結果的に徹夜明け参加になってしまいましたが、いろんな方とお話できて嬉しかったです!

新刊、というか、改稿していた改訂増補版の『ネガティヴ・ケイパビリティ ~イアン・ワージングのレイライン紀行~』も、なんとか持って行くことができました。本文20ページ分くらい追加しましたが、あとに続くのではなく、間に入ったり、描写が細かくなったりした分です。参考文献リストもいちおう付けました。ほとんどがレイライン関係。本文では刺身のツマ的扱いですし(そもそもBLなので)、こちらの興味でお手に取る方はないと思いますが、けっこう面白い本が含まれてるのでいちおう…。

参照サイトはそれ以外の使えるところもご紹介してますので、こんどこちらでリンクをまとめておこうかな、と思います。前につけていた長い後書きはページの都合もあり削除して、別の短いご挨拶をつけたのですが…うーん、どうだろう。イメージソース話とか、あったほうがおもしろいでしょうか。(読み返すとアリスさん萌えに駆られてる部分がこっぱずかしいのですが、ネタ的に使えそうな部分は、機会があったらこのブログかなにかまとめておきますかね…)

原稿の修正が終わったのが前日の午後六時頃で、プリント、製本とペーパーができたのが当日朝四時。少しだけ横になったものの眠れなかったので、結局徹夜明けでの参加となりました。でも、少ないながらお手にとって頂けましたし、旧版をご購入くださった方のうち数名の方々がお立ち寄りくださって、新版をお渡しできたので、持って行けてよかったとしみじみ思いました。(ご足労おかけしたみなさま、ほんとに申し訳ありませんでした!)

…しかしなんだかタガがはずれて、おしゃべりではむやみにThe Gameのおすすめばかりしていた気がします…ごめんなさい。睡眠不足のせい…ということに…(いや、いつもこんなことやってる気が!(^^;))昼間ちょっと睡魔におそわれていたので、スペースに来ていただいたら寝ていやがった、なんてことがあったらどうしようと青くなっているのですが…もしあったらすみません!ぜひまた寄ってやってください!!(^^;)

架空キャラ設定とリアルの偶然の一致話


今回書いたイアン・ワージングさん、外見イメージや名前は俳優のジョナサン・アリスさん(ご本人と過去に演じたキャラクター)からいただきましたが、経歴や性格は勝手に想像したものでした。で、今回改稿中にいろいろ追加のリサーチをしているときに、リアルでつじつまが合う人物を発見して、素敵な偶然の一致が面白かったのでちょっと書きます。

イアンさんのぼんやりとした経歴イメージはこうでした。

→大学で近代ヨーロッパ史あたりを専攻
→歴史関係の、稼げなくてカタそうな仕事につく(研究者の助手か講師あたり)
→性格の悪さ(?)が災いしてアカデミック方面の仕事を失う
→出版社に勤務するものの、またまた性格の悪さが災いして離職
→現在、以前の人脈に頼ったフリーライター

歴史関係は得意なのでいちおう専門にしているけれど、研究ベースのクセが抜けず理屈っぽい。同じ「歴史」でもレイラインとかアトランティスのような「古代ロマン」方面は大嫌い。元彼とは出版社時代に出会ったらしい……という感じ。

歴史系フリーライターというのが成り立つかどうか、イギリスの歴史雑誌などをリサーチしていたところ…リアルの歴史学教員で、同じように大学→フリーライター→大学という経歴を持つ方に出くわしました。でもじつはこれ、文章ではなく画像検索で見つけたんです。

…この先生が猫二匹と一緒にベッドに横たわってるスナップ写真で…とくにハンサムとか美老人とかではまったくないんですが、すっごくキュートに見えたんです!で、思わず萌えでクリックして(笑)元ページを見たら…大学の教員紹介ページだったのでびっくり!(こういうの載せるかなフツー?)そしてそして、なんと名前がイアン!!!

リアルイアン先生はカメラのほうを向いて寝そべって、大きな猫を抱いていて、もう一匹大きな猫が腰のあたりに乗っかっていました。
…ここでも妙なシンクロ感覚がありまして……じつは小説のイアンさんのシーンで一番気に入っていたのが、ベッドに横向きに寝そべってるときに、裸の腰のうえを猫に歩かれるとこだったんです…。(※リアルイアン先生の写真はもちろん「着衣」です!念のためっ!

【(2015/5/16追記)大学の公式サイトの公開画像なのでかまわないかなー、と貼らせていただいてたんですが、なんとなくやはり「この文脈」では申し訳ないキモチが募ってきたので取りました。リンク先でご覧くださいませ。素敵ですー❤】

…正直、これはもう運命だ、とか勝手に盛り上がりました!(すいません!!(^^;))お名前で検索すると別のところでも教えていらしたようで、小説の舞台の2014年にはちょうど退職のタイミングだったようです。別のところの写真はもっと老けた普通の顔写真で、正直これならクリックしなかったかと思います。(おい)お名前を知ることもなかったはず。ネットでの不思議なご縁でした。…びっくりしましたほんとに。

ご専門は東ヨーロッパで、二冊の著書があります。思わず記念に買っちゃおうかと思いましたが、万年金欠病の身には高価なのであきらめました。「大学のセンセーの専門書」は部数が少なくて、単価が高いことが多いんですよね。でもいちおうAmazonにもあるので、ご紹介しますね。この方面にご興味のある方はどうぞ。kindle版もあるので、自分もサンプルだけはいただいときますイアン先生❤

A History of Eastern Europe 1740-1918

Apple of Discord: The "Hungarian Factor" in Austro-Serbian Relations, 1867-1881 (Central european studies)


  

…で、小説のほうのイアンさんの設定も「ありだな」とほっとしました。(リアルイアン先生はもちろん「性格が悪くて離職」とか書いてあるわけではなくて……文中に「Ian made ends meet after 1988 as a free-lance writer, and completed his PhD in 1994. (イアンは1988年以降フリーランス・ライターをしてなんとか生計を立て、1994年に博士課程を修了した)」とあるので、ずっと研究ベースの方で途中フリーライターで食いつないでた、みたいなことかと思います、ハイ(^^;))

…小説のなかで引用したトインビーを「英雄とは思わない」という台詞も、(なんとなくの流れで思いついた台詞でしたが)、トインビーを細かく調べてみると思った以上に宗教ベースのある方で(すいません、知らずに引用した部分のイメージだけで書いてました(^^;))、イアンが嫌うつじつまは合っているので、そのへんももっと強調することにしました。

…勢いで書いて、「ん? こういうのありかな?」と不安になったところはあとから裏取りリサーチをする…という書き方をしがちなのですが、想像で書いてると時々こういうことがありますね。そのなかでも今回は超がつくインパクトでした❤

というわけで、不思議な偶然の一致のお話でした。

2015年5月1日金曜日

スパコミ直前

5/3、ネ14b SUSSANRAPにてスパコミ参加いたします。ただいま『ネガテイヴ・ケイパビリティ 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行』の改稿をしております。かなりページがふえました。(旧版のサンプルはこちら。冒頭部分はほぼこのままです)【5/5追記:サンプルの本文・目次ともに新版に差し替えました】

いちおうこれから最終段階のチェックなのですが、この期に及んでまだ間に合うかわかりません。すみません。当日机のうえにあったらおなぐさみという感じです。主役のルックスのイメージ元がジョナサン・アリスさんだったとはいえオリジナル小説ですし、それなのに二次スペースですし、そもそもアリスさんイメージでBL系という需要もあまりない(失礼(^^;))と思いますが、自分なりに新機軸(?)も入れたので、できるかぎり良いものにしたいと思います。「改稿版を旧版ご購入の方に無料配布」というご迷惑な展開はこれきりにしたいので、万一「やっぱりここを変えたい」なんてとこがでてきたら、今回は見送るかもしれません。すみません。でも出したいです!せっかくカットもイアンだし!(なんか、きちんと事前告知できたときはあぶない、というジンクスができつつある……?(^^;))
うまくいけば、こんな感じの表紙が机上にあるはずです。



ほかの既刊は母艦サイトで告知させていただいた通り持ち込みます。直前にもう一度書き込めるかわからないので、とりあえずどうぞよろしくお願いします!