2015年12月28日月曜日

コミケ新刊はこんな感じで。(ジョナサン・アリス/The Game 名台詞・削除シーン紹介と萌え語り本です☆)

ぎりぎりですみません。12/30(水)のコミケ用新刊コピー誌表紙がなんとかできました!表紙はもちろんアリスさんでスパイドラマ『The Game』のアランです❤未見の方が多そうな作品なので、核心のネタバレを避けた前半3話の紹介と、ネタバレありの後半3話紹介の間にインターミッションページを挟みました。後半は見たあとに読んでいただけたらと思いますが、未見の方もぜひ、レンタル鑑賞のお供にしていただけたら嬉しいです。ほんとに最高ですこのドラマのアリスさん!日本放映やレンタルでご覧になった方も、日本版で削除されてたシーンのご紹介(これまたいいシーンが多い!)もしておりますのでぜひぜひお手にとってやってください。


本文も、推敲中なもののいちおう目途はつきました。ただ、ほとんど字ばっかりになってしまいました。(^^;)SHERLOCKでやった英日名台詞本みたいなノリですが、考えたらこれ6話分なので。一話ごとに取り上げた台詞は相対的に少ないものの、字で埋まるのは当然かもですね。

それと、単独で本一冊のネタはないけど書きたかった『キングスマン』『London Spy』のレビューも入れたら、予定ページ数もオーバーしたので増やしました。(^^;)ただ、当初「スパイごった煮」としていたほどではなく、比重はほとんどがThe Gameで、他の二作はレビューのみです。目次はこんな感じです。(「見どころ」はアリスさん中心です。念のため(笑))


『コンビーフはきらい』目次
(実際の本の目次には、「見どころ」にさらに詳細な小見出しが入っています)


The Game
…で、まさかの削除!?
物語
メインキャスト
おもなゲスト・サブキャスト
名台詞・名シーン
第1話の見どころ
第2話の見どころ
第3話の見どころ
インターミッション
第4話の見どころ
第5話の見どころ
第6話の見どころ
The Game 全体の感想
製作者さん・脚本家さん
ジョナサン・アリスさん最新(?)情報
【レビュー】『キングスマン』
【レビュー】『London Spy』


その他の持参品はコミケウェブカタログPixivサークルサイト同人誌コーナーでご案内しています。ゆるい当て書きBL含めて、新刊・初売りがほんとにアリスさんメインになりました。我ながら嘘みたい。(笑)

それではこれから推敲と準備のラストスパートです。どうぞよろしくお願いします!念のため再度スペースナンバーを書いておきます。

12/30(水) 東ヤ-12a SUSSANRAP(サッサンラップ) 

芸能エリアで、海外ドラマThe Gameで取っています。(ぼっちサークルの気配でえす!(^^;))SHERLOCK既刊(たくさん(^^;))やピーター・カッシング、オリジナル等も持参します。無料配布もあります♪来年はイベント参加が少なめになるかもなので、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ❤



2015年12月21日月曜日

『ネガティヴ・ケイパビリティ』あとがき(絶食系男子/リアルのゲイとアセクシュアル/ジョナサン・アリス など)

さて、先日ちらりと書きました、『ネガティヴ・ケイパビリティ: 絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行あとがきを丸ごと掲載します。縦書き用に漢数字などに修正したものをそのままコピーしますので、ちょっと形式がアレですが、お許しください。取り上げているトピックは、これまでにこのブログで取り上げたものともかぶりますが、以下の通りです。

・絶食系男子
・リアルのゲイとアセクシュアル
・ネガティヴ・ケイパビリティ
・ジョナサン・アリス
・その他のリアルの話題

(やんわりと小説のネタバレになるかもしれない単語をいくつか見つけたので、そこは消して空白になっております。ご了承下さい)


*      *      *

あとがき

最後までお読みいただいてありがとうございました。この小説は、二〇一四年三月八日開催のBL系同人誌イベント、J.GARDENにて初版を販売いたしました、同名小説の電子版です。(その後少々改稿をしております)BLと称するには変則的ですが、ゲイのキャラクターの扇情的ではない、やさしい関係を描いてみたいというのが願いでした。お楽しみいただけましたでしょうか。

 いろいろ興味があるものを詰め込んだので、最後にイメージソースや参考にしたものなど、織りまぜて書き留めようと思います。少し長くなりますが、よかったらおつきあいください。


絶食系男子

「絶食系男子」という言葉を知ったことが、この話を書く大きなきっかけになりました。目にしたのはネットの記事で、「草食系」を通り越して「絶食系」の若い男性が増えている、という内容でした。性的なもの自体に汚いイメージを持つ潔癖タイプの人も増えている、という切り口もありました。そこでなぜか、矛盾した色気を感じてしまいました。

 で、そのへんからイメージを発展させていったのですが……最初から「BLで」という前提ではあったので(ここらへんが無茶なのですが)、まったくの絶食ではなく「今は訳があって絶食中」になり、恋愛関係について「潔癖」な感じが残りました。…でもイアンさんは、なりゆきで絶食系男子というより       になってしまいました。ごめんねイアン。(ちなみに、男性の冷え性はほんとに   とも関係があるそうで、血行の悪さが両方の原因になるそうです。冷えが大敵なのは女性だけじゃないんですね)

リアルのゲイとアセクシュアル

もうひとつ、かなり大きく影響したのが、リアルのゲイの方々について情報が増えたことでした。たまたま手に取ったLGBTを解説する本に、ゲイの学生さんの声が引用されていたんですが……印象的だったのが、ゲイの仲間とのつながりがほしくでそういうコミュニティに行くと、すぐに肉体関係を求められるのがいやだ、というものでした。これは失礼ながらすごく意外でした。「やりたい」が真っ先に来るのだとばかり思っていましたから……。これも偏った情報やイメージにばかり接してきた弊害でしょうか。考えてみれば、同じゲイの仲間を求めるのは恋人募集ばかりではなく、共通の悩みを話し合えるとか、愚痴やのろけを含めた恋愛話も気楽にできるとか、いろんな要素がありそうですよね。ヘテロで考えたら当たり前に想像できるのに、ゲイ仲間と聞くと性的な関係しか想像できない、というのはほんとに失礼な誤解でした。
 その後、リアルの若いゲイの方には「添い寝やハグで充分」という方たちも出てきていると知り、女の子がファンタシーとして思い描いていたなかの、繊細なタイプの世界もあながち現実離れはしてないんだな……などと変な感慨がありました。

 そして作品中でも取り上げました通り、二〇一四年にイギリスのイングランドとウェールズで同性婚が合法になりました。(これを書いている今は、アメリカ最高裁で合法とされ、全州で同性婚が認められるようになった直後です。どんどん状況は動いていますね)
 好きな俳優さんにゲイの方も複数おられることから興味がわいて、あちらのゲイ雑誌の結婚関連記事なども読むようになったのですが……するとある意味「幻想」が壊れるわけです。長年のカップルがいる一方で、ケンカも破局もあるし、生々しく経済的なトラブルもある。ゴールできれば万歳、ではまったくない。思えば当然なんですが、直面する問題もヘテロと変わらないんだなあ……としみじみ思いました。

 「リアルのゲイ」への見方が輪をかけて変化したのは、なぜか「アセクシュアル」の概念をはっきりと理解してからでした。不勉強で知らなかったんですが、LGBTの多様なセクシュアリティの分類の中に、「アセクシュアル(無性愛)」というのが含まれているんですね。そしてその詳細もさまざま。これは目からうろこでした。その瞬間に、同性愛を差別しないで見る、という感覚がわかった気がしました。「アセクシュアル」を認める、つまり恋愛に興味を持たない自由までを視野に入れると、恋愛の対象や自分のあり方のバリエーションであるLGBTというものが、急に自然にイメージできるようになり、すべての垣根が取り払われる「自由な」感じがしました。

ネガティヴ・ケイパビリティ

「ネガティヴ・ケイパビリティ(Negative capability)」は、引用のとおり詩人のキーツの手紙にある有名な言葉だそうです。もともとは、別の詩人が性急に理屈に飛びつくことを批判する文脈で書かれた言葉です。その後いろいろに解釈し直されたりして広がったらしいです。

 直訳で「消極的能力」などとも訳されているのですが、調べてみると「あいまいさに耐える能力」というイメージでした。「ポジティヴな能力」が体から外側へばーんと出していくイメージだとしたら、逆方向に自分の中へ受け入れる、という意味でポジティヴの反対のネガティヴなので、「消極的」とするとちょっとイメージが違う気がしました。なので、冒頭の引用ではだいぶ言葉を補って意訳させていただきました。まさに理屈っぽく頭でっかちのイアンが、ラストでは多少この能力を身につけていればいいな、というイメージでタイトルにしています。なんだか昨今自分たちにも必要な能力だな……という気もします。

ジョナサン・アリス

イアンのルックス、名前、設定などのヒントは、ジョナサン・アリスというイギリスの俳優さんから〝いただき〟ました。海外ドラマ『SHERLOCK』の、アンダーソンというイヤミな鑑識官役で知られています。(ご本人はワインに詳しく、ロシア語ができてヴァイオリンも弾けるという多才な方です。ちなみにヘテロの既婚者で、新婚旅行は日本だったそうです)
 この方が『サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド』で演じた脇役、「イアン・ワーシング」が直接のイメージソースです。遺跡を巡ってレイラインの本を書いている役ですが、妻帯者でレイラインへのアプローチもいわゆる研究者側。この小説のイアンとはかなり違う設定です。スペルがわからないので勝手にWorthingとし、これの発音を確認して、濁点付きの「ワージング」としました。ちょっと「いなたい」響きが気に入っています。

 じつはタイトルの「ネガティヴ・ケイパビリティ」も、この方がちょい役で出たキーツの映画(『ブライト・スター 一番美しい恋の詩(うた)』)を見たときに、キーツについて調べて出会った言葉でした。…というわけで、練り上げる過程でかなり離れたものの、ベースのアリスさんなしには存在しなかった物語です。謝辞を密かにこの方に捧げます。

その他のリアルの話題

二〇一四年が第一次世界大戦百周年だったのも、もちろん現実の大きなイメージソースでした。レイラインの      はまったくの創作ですが、言及した書籍や仮説は実際にあるものです。(巻末の参考文献でご紹介しています)          という部分は、      仮説を提唱している方が、Google Earthにこの仮説の   を重ねて表示するファイルを無料配布しておられまして、それを眺めて       を通っている   を知り、「こりゃ使える」とばかりにさかのぼってモデルの村を設定しました。(何ヶ所かイメージをまぜている架空の村です)
 イアン・アプルトンとエリック・ウェスコットは、もっともらしく書いていますがモデルの    はいません。ベースの       や、戦時郵便の状況のみ現実を参照しています。こちらの話もまじめに書いてみたい気もします。

*       *       *

 イアンさんは、「BL版寅さん」のイメージもありました。(そんなものに需要があるかどうかは別として(笑))寅さんて惚れっぽいんですけど、最終的なところまではなかなか「いたさない」し、最後は必ずマドンナとさよならなんですよね。そのへんがいい感じだなーと……。今回は「可愛いとは思うけど好みとは違う」マーク君がマドンナ(?)だったので、いつか「モロに好み」なロマンスグレーのおじさまにドキドキするイアンさん、なんてのも見てみたい気がします。(そうなると、イアンさんにはずっと煮え切らない状況でいてもらわねばなりませんが……なんとも気の毒です(笑))

 とにかく作者にとっては、好きなものをたくさん織り込んで楽しんで書けた物語でした。いろいろ心残りもありますが、それは今後の課題とします。イアンさんの絶食期(?)なりの「テンションの低いお色気」を、少しでも楽しんでいただけたら幸せです。機会がございましたら、ぜひご感想などお聞かせください。
 末筆ながら、改稿時にヨーロッパの一般的な鉄道についてご助言をいただいた篠田真由美様に、心からお礼を申し上げます。

牛乃あゆみ

*      *      *

2015年12月20日日曜日

History無料配信お礼とご報告

お礼とご報告

History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』無料配信終了いたしました。ダウンロードやツイッターでのRT、「いいね」などありがとうございました。今回は日本ストアと海外ストア(USとドイツ)で同数ずつダウンロードして頂けました。日本ストア分が減っていくのは三回目なので予想していましたが、海外分が反比例的に増えてきてるのは嬉しい驚きでした。
USストアの「この商品をチェックしている人は…」欄の表紙が前より過激になってきてるので、面白くて画面を保存してみました。(うちの本のタイトルが入るとこまでで切り取ってあります)この流れで読んで頂くとうちのはかなり違和感あると思うのですが…(笑)楽しんで頂けてますように!




2015年12月18日金曜日

年内最後の無料配信です。(+コミケ続報)

というわけで、今年も残り少なくなりました。お試し短編・マイルドBL/ソフトMM小説History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』、24時間無料配信中です。(明日12/19夕方5時頃終了

ハロウィーンの夜のちょっと切ない、でもそこそこ前向きな(?)大人の物語です。(大人の恋愛話なのでやることやってますが、描写はあっさりR15程度。心理の方がメインです)シリーズですが読みきりですので、お気軽にお試し頂けたら嬉しいです。



(念のため、モバイル用リンク も貼ります)

kindle無料アプリ

物語の舞台になっているロンドンは、リアルでは今すごく暖かいんだそうですね。今朝の海外ニュースでは朝の気温が14℃で現地の8月並、クリスマスシーズンなのに半袖で歩いてる人もいると報じてました。なんか心配になりますね。温暖化。(^^;)

それはともかく、お忙しい方はとりあえず落としておいて、お正月にでもゆっくりお楽しみ下さい。ご感想もお待ちしております。

コミケでは紙版(コピー誌)を無料配布させていただきます。ぜひぜひお立ち寄りくださいませ♪
(2日目12/30 東4ホール ヤ12-a SUSSANRAP です)


ちょっと表紙デザインが違います。(前に配ったのとも少々違う)

なんか見直すたびに色とかいじっちゃうんですよね。(笑)



コミケのウェブカタログも頒布物など更新しました。
コミケウェブカタログ SUSSANRAP
(閲覧はログインが必要です)

こんなカットです。



カットの「モデルオリジュネ小説」がイアン・ワージングものです。ああ、思えば遠くへ来たもんだ。(笑)どうぞよろしくお願いします♪



2015年12月16日水曜日

拾い物楽しいサンタ2題❤/ファッションサンタとオックスフォードボーイズがアメリカンビューティーでなんかもう(笑)


すいません、また自分が見返すための拾いものツイートと関連リンクのメモ。目の保養なのでよかったらご一緒に。(笑)


ファッションサンタ

一つ目は「ファッションサンタ」。トロントのショッピングモールの企画ものらしいのですが、ヒゲのイケメンモデルさんがスタイリッシュでサンタチックな格好をしていて、どーもこちらで公開されてる日付にそのモールに行くとどこかにこの方がいて、一緒に写真を撮って「#YorkdaleFashionSanta」というタグをつけて流すと、そのモールが一枚につき1ドルを病気の子供たちを支援する団体に寄付する、というチャリティーイベントらしいです。「帰ってきた」と書かれてるので昨年もやったのかな?いいですねえ。



モデルさんはポール・メイソンさんという30年モデルをやってるベテランさんで、「サンタの弟。痩せてるバージョン」と言ってるそうです。そしてこのサンタは「大人のためのサンタ」。このシーズン、あちらのデパートとかでは伝統的に、子供が抱きついたり一緒に写真を撮ったりできるサンタさんを雇うんですよね。(よく映画とかにも出てきますよね。先日はリアルのニュースで、不況のために失業した方たちがサンタのバイトをするための「サンタ教室」の話題を見ました。ただ衣装を着ればいいってものではないらしいです。子供をうまく相手にしなくちゃなので)


こちらはファッションサンタ公式ページ。目の保養な写真がいっぱいです❤
Fashion Santa


オックスフォードのアカペラグループ

次はこちら。とにかく見てくださいこの絵ヅラ。


…アメリカン・ビューティーかい!(笑)
と大ウケして、紹介してるアカウントがバリバリのゲイ雑誌さんなので、よく読みもせずにその手のアーティストのクリスマスビデオの紹介かと思ってたんですが、引用されてるアカウントに飛んだらなんと彼ら、オックスフォード大学オックスフォード・ブルックス大学の学生さんによる、Out of the Blueという男子アカペラグループだそうです。こちらもクリスマスのチャリティーで、『サンタ・ベイビー』という古いクリスマスソングをカバーしたシングルを出したんだそうです。で、これはPVらしいです。

この曲自体はよくカバーされてて聞いてる方も多いと思います。自分もわりと好きな曲なんですが、男性がこう歌ってるの見るとちょっと異様というかおかしくて楽しい。(笑)あと、図書館とか背景が学内かな?と思えるので、そのへん見るのも楽しいです。最初出てくる東洋系の長髪の彼若い頃のカズオ・イシグロさんにしか見えなくてツボにはまってます…!(笑)(テレビで若い頃の長髪写真見てからイメージ変わりまして(笑))
とにかく楽しいビデオです!

Out of the Blue 公式ページはこちら。






2015年12月11日金曜日

【感謝とご報告】kindle版『ネガティヴ・ケイパビリティ』他ご感想+M/M小説の話とか

いろいろ立て込んでしまい、遅くなってしまいましたが、kindle本を出しながら精力的にレビューもしておられるとりさんが、ブログでうちの本のご感想を書いて下さいました。イアンものは、これまで紙同人誌のご感想をメールやお手紙、イベント会場でのお話など、個人的な形でいただいていますが(こちらも宝物です❤)、オープンな場ではなかなかないので嬉しかったです。私よりわかりやすい(笑)内容説明も含めて、とても丁寧に書いて下さっているので、お礼とご紹介をさせて頂きます。(普通の日記など複数の話題が入るのは、うちと少しだけ似てますね(笑))書いて下さってる通り、以前にもうちの本をレビューして下さっていて、ほんとにありがとうございます。


かくれんぼ戦略様:Kindle書評『History』『ネガティヴ・ケイパビリティ』(イアン・ワージング シリーズ)

(とりさんの刊行中kindle本はこちらです。 とり書房 )

文中で触れてくださってる「あとがき」は、紙版の初版に入れていて、改訂版で「くどいかなー」と削除→kindle版で「やっぱり入れよう」と少し推敲して再収録、という紆余曲折を経ております。(^^;)で、あとがき無し版でご購入いただいた方へのフォローの意味で、ウェブでも公開しようと思っています。中で扱っている題材にご興味のある方がおられたら、というのもありますし、ネタバレにはならないので。今回に含めると長くなりすぎるので、また改めてアップしますね。今回はこの書評で触れて下さったあたりを書きます)

ちょうど現在、コミケ用の紙版を刷っています。コピー誌主体で、長い『ネガティヴ…』も手製本ですが、書籍用紙の平綴じで「書籍っぽく」しています(笑)。本文と表紙、口絵はkindle版と同じになりました。(表紙はコレ↓になります)


表示の問題

(ここはKDPの技術的な舞台裏のお話なので、ご興味ない方は飛ばして下さいませ☆)表示上の問題で教えて下さった『History…』の「字下げ」は、自分のチェックできる範囲(PaperwhiteとKDPのウェブ上のプレビューア)ではまったくわからなかったので、とってもありがたかったです!e-Pub知識がなくWordからアップしているので、せっかくご教示いただいている解決法が活かせず残念ですが、白文字設定は試した覚えがありました。そのときは画面で普通に黒文字で出てしまい削除したんですが…念のため確認したらなぜか残ってました!なんでかわかりません。削除しそこねたのかなー。(^^;)そのあとプレビューアだけの確認で済ませてたのがいけなかったのかも…。(実機と違うんですよね。ところどころ)修正しましたので、おかげさまで次の無料配信ではそちらになります。今後の良い教訓にもなりました。

斜体については、自分も読みにくいなあと思いつつ、じつは太字にするか斜体にするかの究極の選択でした。(^^;)時系列が変わるのを見た目でわかるようにしたかった箇所で、一章別立てというほどではない気がして。紙だと別フォントにしてるんですが、kindleはそれができないので斜体と太字を両方試して、ましに感じたほうを取りました。…それでもたしかに、読んだ方が気になるようではいけないです。インデントが設定できると助かるんですがねえ…これも残念ながら使えなくて。うっかり紙版ファイルの流用でインデント設定が残っていると、すごく広い行間が空きます。(笑)これもなんとかできないかなあと思うんですが…。e-Pubだと設定できるのかな。これも今後の課題であります。

じつは別に、自分のなかで気になっている点もあるんです。『ネガティヴ…』分冊版上巻のトビラ(タイトルのページ)です。KDPの今のシステムでは、テキストを画面の横位置中央にポンと置く設定ができないんです。少なくとも自分が知る範囲では。で、そうしたい箇所では画像化したテキストを貼ってるのですが、これがなぜか上巻だけ上付きになってしまうんです。ほんとは縦位置も中央にしたいんですが。中・下巻と元ファイルを見比べてもすっかり同じに見えるのですが、何度やってもだめ。…本文には関係ない箇所ですが、揃えたかったのでくやしくて…。(そしていまだに未解決。精進します(^^;))

M/M小説のことなど

本当にどこかに彼らが生きてそう、海外ドラマになってそう、というお言葉が、すごく嬉しかったです。親バカですが、キャラクターはほんとに人格が一人立ちしてくれて、特にイアンとマークの掛け合い漫才(?)はほぼひとりでに出来てくれたくらいなので。キャラが立体的になる過程では別のご縁もあったのですが、長くなるのでまた改めて。

引き合いに出ているMMロマンス。自分も少しだけ読んだことがあり、親近感を感じていたので嬉しいです。(いろいろ呼び方があって、自分は「MM小説」でインプットしました)といっても買ったまま放置が長くて、三冊ほど買ったもののきちんと読了したのはやっと最近、まだ一冊だけで、ジョシュ・ラニヨンさんという方の作品です。正直かぶる要素があったらやりにくくなるとか、そういう変な心配もあってなかなか読めなかったんです。(^^;)書き終わってからちらちら読んでみたら、多少かぶるといえばかぶる、図書館のシーンがあって…書く前に読まなくてよかったと思いました。書きにくくなっちゃいますから。(笑)

前にUSストアの『History…』の「この商品を買っている人は…」欄に出る本が、日本より自分の本に雰囲気が近いことをご報告したことがありました。その系列で売れっ子作家さんの一人がジョシュ・ラニヨンさん。じつはキャンペーンをしたとき、BL無料ランキングに並列されてた有料ランキング列で2位くらいにおられて「おっ❤」と思いました。たぶんここをお読みになる方にはご存知の方も多いかと思います。日本での翻訳作品も多いですよね。自分は商業BLはあまり読まないので、存在そのものを知るまでに時間がかかりましたが、翻訳をなさっている方のブログなど読ませていただいて、興味が湧いて購入しました。読ませていただいた作品は、主人公がゲイで露骨なフ☆ックシーンが入ることを除けば、おおざっぱにミステリー系かサスペンス系に分類できそうな感じでした。

翻訳なさってる冬斗 亜紀さんのMM小説レビューブログと、ラニヨンさんの公式サイトはこちらです。

Slash×Slash Slash(m/m小説) レビューブログ

http://www.joshlanyon.com/

洋書のほうはレビュアーのお名前は男女ともにありました。でもやはり女性が多いかな?翻訳はレーベルもBLなので完全に女性向けですね。表紙の雰囲気もだいぶ違います。…たしかOUTかattitudeのサイト記事だったと思うんですが、「ゲイポ☆ノを見ているのはかなりの比率で女性」というのを以前見かけました。自分はそちらは見ませんが、日本でも詳しい腐女子さんはすごく詳しいですよね。BL雑誌で紹介されてたりもしますし…。(大昔の例で恐縮ですが、ふくやまけいこ先生のエッセイまんがで、JUNE編集部の方がゲットした洋物ビデオを数人でわくわく鑑賞会した話とかあったのも思い出しました。ネットでこれだけ情報が氾濫すると隔世の感がありますね。ついこないだの気もしますが!(笑))

まあゲイの方から見て「魅力的な男性」は女性にもそう映るケースが多いわけで、そこだけ考えれば当然の帰結というか。あとは露骨にエロティックなものへの嗜好の多寡、の問題かもしれません。(これは性差でなく個人差)

M/MはBLより用語としてはまだ知られてないですし、うちの本のラブシーン(にあたるもの)は淡白というか、映像で言えば一般映画のラブシーンか、それに毛が生えた程度。(でもこれがやりたい匙加減なんですよね)なぞらえるのは気が引けて、引き合いに出すのは避けてたんですが、第三者さんから見て共通項が感じられるなら、自分の勘違いではないはずなので、今後はPRの際キーワードに入れてみようかな、と思います。もしかして「マイルドなM/M」が読みたい、という方もおられるかもですし。(笑)

KDPのキーワード設定では、じつはダメモトで「MM小説」も含めてあったんです。それで検索する方は少ないと思いますが(笑)。もともとニッチなので、少しでもベクトルの近い方の目に触れられるよう、努力しようと思います。


やはりごった煮的に長くなってしまった。(^^;)すみませんでした。刈り込む時間がないのでこのままアップします。とりさんには改めて感謝を。ツイッターではフォロー関係はじつはないのですが、折々ゆるくお世話になっています。直接続きが読みたいと伺って、とても励みになりました。ありがとうございました!m(_ _)m次の仕込みも、ちょっと中断はしていますが進行中です。

『History...』のほうは、今月も12/18夕方から24時間無料配信になる予定です。よかったら落としてやってください。毎度の締めですが、無料アプリでも落とせますので!(コミケでも紙で無料頒布する予定です。ついでがありましたらぜひお立ち寄り下さい。スペースは12/30(水)、東ヤ12a、 SUSSANRAPです)

両方kindleオーナーさんのプライム無料レンタルに登録しています。じつは『ネガティヴ…』の分冊版上巻のキャンペーンの直後、レンタルと有料でちらほら読んでいただいたのは、統合版(とは書いてませんが一冊にまとまった本)のほうでした。レンタルは月一冊なので、まとまってるほうが良いかと思います。よかったらそちらでもどうぞ。(書いた順番は『ネガティヴ…』が先で、そちらで伏せていたことを書いたのが『History』なんですが、どちらからでも読んでいただけるように書いています。続き物ではなく両方読みきりですので、どうぞよろしく♪)


 


2015年12月3日木曜日

歴史家萌え中❤(エドワード・ハレット・カー)

ここんとこ告知続きだったので、今日は肩の力を抜いてはまりものの話など。(書いたものやこれから書くものには自然につながっちゃうんですけども)

…『History: 低体温男子イアン・ワージングのハロウィーン』でエピグラフに著書から引用させていただいたE. H. カー、マイブームが続いております。外交萌え(?)、みたいなのってありますよね。たぶん自分がそれを最初に経験したのはスタトレのTNGだったと思うんですが(笑)、ちょっとそっち系の楽しみもありつつ、ご本人に興味が出てます。

で、ここでも以前ちらっと触れました、唯一の評伝『誠実という悪徳―E.H.カー 1892‐1982』を図書館で借り、読み始めました。うっかり上に落としたらハムスターくらい死んじゃいそうな厚い本で、そのうえ自分なんかですとちまちま辞典引かないと上っ面しか読み取れない書き方。なので二週間で読みきるのはまったく無理(^^;)。やはり手元にほしくなってきました。

amazonのレビューではこの方面興味ある人には必読とか言われながら、でもこれを今出して誰が読むんだろう?と言われている(笑)、そんな本です。読みにくいところもある。(たぶん歴史事項の「読者が知っててあたりまえ」の前提基準がお高め)でもわからないところを調べながらゆっくり読むと『トリビアの泉』的な面白みもあるし、上っ面で読むのはもったいない本です。

こんな本の邦訳版を出してくれた出版社さんを支援する意味で、買うときは古書でなく新書を定価で買いたいです!(てか、ぶっちゃけ古書でもあまり変わらないのですよ。たぶん絶版になったら古書が私の手には届かない値段になるタイプの本じゃないでしょうか)

冒頭には、カー本人が著作で書いた言葉が皮肉に引用されています。いわく、

「偉大なる人間の中に卑小さと欠陥を発見するのは、大衆には、わくわくするような出来事である」

そして序文で著者(カーの教えを受けたことがあるジョナサン・ハスラム)はこう書いています。

「…しかしながら、他の多くの者にとっては、彼は、謎の人物、理解し難く近寄りがたい異才であった。人間というよりはむしろ、半神(あるいは魔人)であった。(中略)彼は、賞賛と同時に、同じくらいの量の罵倒をも受けたのである」

カーは100%象牙の塔の中の人ではなくて、イギリス外務省で二十年も働いていました。このへんは別の情報源であらかじめ垣間見ていたのですが、具体的に見るとなかなか面白くて。

生まれたのは1892年で、子供の頃からかなり優秀…天才といっていい方だったようで、奨学金とトリニティ・カレッジの学寮長からのラブコール(笑)を得てケンブリッジ大学に入学しています。(家は中流でも余裕はあまりなかった様子なので、奨学金は必要条件だったのかも)最初は古典のほうでめきめき才能を発揮していたそうで、文芸面の素質があったんですね。これまで読了したこの方の本は、『歴史とは何か』『新しい社会』と共に講演記録ですし翻訳ですが、センスというかなんというか、そのへんの素養ががっちり支えているのは素人目にも納得です。

下に弟、妹がいますが、未婚の叔母が同居していたそうで、この叔母が幼少時の彼を「自分のものにした」そうです。具体的にどうこう、というのがあまり書かれていないのがこの評伝の特徴なんですが(笑)(あるいはあとに詳述されるのかもですが)、老年になってからカーご本人は、

「幼少時代、私は、方向を誤った感情に過剰なまでに取り巻かれ、翻弄され、傷つきました。そして、他者とのバランスの取れた感情関係を結ぶのに失敗してきました」

と書いているそうです。何があったんでしょう。

この叔母アメリアの影響はかなり深刻だったようで、彼が大学時代に病気で二年休学した際に「問題の根源は叔母のアメリア」と「高名な医師」に見通され、彼女に出て行ってもらうようカー自身が話すはめになったそうです。

このへん詳しく書いてると何ページあってもたりないので切り上げますが、第一次世界大戦も幸か不幸か病気のために出征しなくて済み、1916年に外務省の職員に。(本来は特権階級しか入省できなかったそうで、これも戦時ゆえ)そして終戦後のパリ講和会議ではアシスタントとしてイギリス代表団の一員になり、仕事ぶりはかなり高い評価を受けていたようです。

…カーの著書で『危機の二十年』というのがあります。一次大戦と二次大戦の間の期間をテーマにした本なんですが、前に借りて、やはり二週間では(あるいは延長して一ヶ月でも)自分のペースで読了するのは無理でした。逆に一回読了してオッケーという本でもないので、手に入れて精読しようと思っているんですが…現場にいた人の書いた本だと思うと、自分の食いつきも変わりそうです(笑)。前に借りたのは旧訳だったので、わかりやすくなってるという新訳で読むのが楽しみであります♪

読んでいて、「バルカン化」って言葉がわからなくて、調べて初めて知りました。(Balkanization: バルカン半島のように対立する小国に分かれること)バルカンて聞くと「…半島」より「…星人」が先に来るほうなので、イメージ矯正中です。(笑)

自分は近代史まったく詳しくないのですが、小説で書いているイアン君(まだ書く気です。書きやすいんですこの人(^^))はこのへんめっぽう詳しい人なので、少しでも彼に追いつけるようにがんばらなくてはです☆(てかとにかく今マイブームなので飽きないうちに!(笑))